情報発信ビジネスをしていく上で最初に決めるべきことが、「誰に向けて発信をするのか?」とういこと。
誰に向けて発信するかを先に決めておかないと、誰の心にも響かない発信になってしまいいます。
誰の心も動かせないとお客さん(ファン)を作ることができないので、情報発信で稼いでいくことは困難です。
そこで今回はしっかりと見込み客からの反応がとれるようになり、理想のお客さんを引き寄せることができる「ペルソナ設定」という方法を紹介します。

これから一緒にあなたのメッセージを届けるペルソナを考えていきましょう!
ペルソナ設定とは?
ペルソナ設定とは自分が発信する想いを届ける架空の人物(理想のお客さん)を決めることです。
ペルソナを決める時には
- 年齢・性別
- 職業・収入
- 性格・価値観・悩み
- ライフスタイル
- 人間関係
などを細かく書き出して、架空の一人の人物を徹底的に作り上げていきます。
そして出来上がったペルソナに向けて日々の発信をしていくことで、自分の作り上げたペルソナに近い人物から反応をとれるようになり、自分のお客さんになってもらいやすくなります。
ペルソナとターゲットの違い

よくペルソナとターゲットは同じような意味で使われるのですが
- ターゲットというのは自分の見込み客になりうる属性の人
- ペルソナは自分にとっての一番理想のたった一人のお客さん
になります。
ペルソナ設定が重要な理由!

情報発信でペルソナ設定が重要な理由は3つあります。
①ペルソナ設定しないと、誰にも響かない発信になってしまう
情報発信において何故ペルソナ設定が重要かと言うと、不特定多数に向けたメッセージは誰の心にも響かないからです。

例えばですが、政治家がテレビや選挙で
「日本を良くしよう!輝ける未来を!」
という風な抽象的なメッセージを不特定多数の人に向けて話していても、ほとんどの人は
「自分には関係ないや〜」
と感じてしまい話に興味が持てないんですよね

だから政治家や選挙の話はつまらないんだね。

普通のサラリーマンからしたら、日本の未来より自分の会社の給料を1万円でも上げることの方が大事だからね(笑)
逆に言うと誰か一人に向けたメッセージは意外と多くの人に届くという性質があります。
例えば僕は「あいのり」という「男女が世界を旅しながら恋愛する番組」が好きでよく見るのですが、あいのりでは好きになった相手に告白してOKなら一緒に日本に帰る。という運命が決まる告白のシーンがあります。
そのシーンでは告白を見守るメンバーや番組の司会者までもが、まるで自分ごとのように感動して泣いたり喜んだりするんですね。

確かに僕も映画やドラマの告白のシーンで感動したことがあるな〜。

それは他人に向けたメッセージでも「自分ごと」としてメッセージを受け取っているからだよ。
つまりたった一人に向けた本気のメッセージは多くの人に響きやすいということなんです!
あなたの発信を理想のお客さんにしっかりと届ける為にも、ペルソナの設定をして、たった1人に向けて想いを込めて発信をすることが大切です。
②自分と合わない人が寄ってくる
稼ぐ系の発信をしている人の中にはペルソナ設定をせずに、稼いだ実績だけをアピールして沢山の人に興味を持ってもらおうとしている人もいます。
よく見かけるのが「ネットで500万円稼ぐ◯◯のブログ」「アフィリエイトで月100万円稼ぐ◯◯のブログ」とかですね。
そういった発信だと確かに
「なんかこの人凄そう〜!」「この人はお金持ちなんだ」
という印象を与えることはできますが、そうなると「自分の価値観や理念」ではなく、
「ただお金さえ稼げればいい」
というメリットだけに惹かれてお客さんが集まってきます。
そうなると、「自分の事が好きだから」とかそういったことではなく、損得勘定だけで人が寄ってくるので、お金は稼げても仕事自体がつまらなくなります。
例えばですが僕の価値観の中に「ビジネスを学んで、自分の価値を高めながら、人の役立てる働き方をしよう!」という考えがあるのに
・とにかく簡単に楽して稼げる方法だけ教えてよ〜
・人を不幸にしてでも自分がお金さえ稼げればそれでいい
・裏技とかテクニックとかですぐ稼げる方法を知りたい!
といってような人が集まって来ちゃうと、自分が疲れるしビジネス自体が嫌いになりかねません。
僕はそんな考えをもった人達とは関わりたくないですし、ビジネスを教えたいとも思いません。
なのでペルソナを決めるというのは、自分の所に来て欲しくない人・商品を売らない人を決めるということでもあります。
そしてその姿勢が自分のブランドに繋がり、理想のお客さんを引き寄せる要因になります。
例えばですが、スタバのコーヒーは高いけど売れますよね?
僕もスタバが好きでよく行くんですが、それはスタバが安さや回転率を意識したお店ではないので、快適な空間で自分の時間をゆっくり過ごせるからです。
例えコンビニの100円コーヒーがいくら流行ろうが
スタバは値下げなんかしませんし、むしろ「うちのコーヒーが高いと思うなら、他のお店で買ってくれて結構」というスタンスです。
その姿勢を貫いて安さだけけに魅力を感じる人を、寄せ付けないことで、スタバに価値を感じてくれるお客さんの為に快適な空間を守ることができているのです。
だからスタバが好きな人はずっとスタバが好きなんですよね。
つまり情報発信も同じで、あなたが関わりたくない人を引き寄せないようにすることで、あなたという存在にブランドがついて、理想のお客さんにとっての憧れ・信頼できる人になる訳です。
「自分が儲かれば誰でもいい」という姿勢では理想のお客さんを引き寄せることも、長い関係を築くこともできない。
③自分がブレてモチベが下げる
ペルソナ設定をせずに発信をすると、コンテンツを作る時も「自分が誰に向けて発信しているのか?」が分からなくなってしまい、話す内容や使う言葉もバラバラになってきます。
自分がブレてしまうと
「俺って誰の為にビジネスしているだっけ?」
「自分がやる意味本当にあるのか?」
と思うようになり、自分の仕事に自信が持てなくなってモチベも下がってきます。
ペルソナ設定をしっかりしておけば
「俺は◯◯な人達を救う為に仕事をしているだ!」
という強い使命感を持つことができて、仕事に対するやる気も自然と出てきます。
人は本質的には自分の為よりも誰かの為を思った方が頑張れる生き物です。その力を使わない手はありません。
ペルソナ設定するとそれ以外の人に発信が届かずお客さんが減るのでは?
「ペルソナ設定をするとペルソナ以外の人には自分の発信が届かず、お客さんが減るんじゃないいか?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、その心配はありません。
何故なら自分が設定したペルソナに全て当てはまっていなくても、一部分だけでも共通・共感できる部分があれば、人は「自分ごと」として捉えるからです。
逆に自分が設定したペルソナにピッタリ全部当てはまった人が、お客さんになることの方が珍しいです。
ペルソナ設定はあくまで、自分が考えた一番理想のお客さん像にすぎません。
ペルソナ設定のコツ

ペルソナを決める際は
- ネットでリサーチしたり
- 実際にインタビューしたり
- 自分のお客さんの中から、一番理想に近い人をペルソナに設定する
というやり方もあるのですが
経験の無い初心者の頃はお客さんも居ないし、ネットでいくらリサーチをしても表面上のことしか分からず“本当の声や気持ち”を理解するのが難しいです。
そこで初心者にオススメな方法が
- ペルソナを過去の自分にする
- 身近にいる助けたいと思う人にする
の2つです。これから詳しく解説していきます。
①ペルソナを過去の自分にする
初心者に一番オススメなのが「ペルソナを過去の自分にする」という方法です。
何故なら過去の自分が悩んだことは、他の人も同じことで悩んでいることが多いので、過去のを自分をペルソナにすることで、実際に悩んでいる人の気持ちがより鮮明に分かります。
なので過去の自分が
- 悩んでいたこと
- 苦しかったこと
- つまずいたこと
- 求めていたこと
などを書き出してペルソナ設定をしていきましょう!
例えば僕の例で言うと
・他人との比較・競争の中で働くことに疲れて、「もっと自分らしく余裕を持って働きたい」と思っていた。
・自己啓発やスピリチュアルにハマるも、人生を変えることができずに悩んだ。
・26歳にもなってフリーターで将来が不安で、自分に自信が無くて恋愛にも消極的になり人生を楽しめなかった。
・内向的な性格で職場などで大勢の人と関わるのが苦痛だった。
・ネットビジネスを始めるも情報が多すぎて、「何が正しいのか?」「何が本当に稼げるのか?」が分からなくてノウハウコレクターになり辛かった。
・ネットで稼げるようになるもグレなー手法や労働型のビジネスで幸せになれなかった。
というようなことで悩んだ経験があるので、過去の自分と同じような悩みを持った人に向けて「仕組みを作って自由な人生を叶えよう!」というメッセージを発信をしています。
お客さんの気持ちを理解する為にも、まず過去の自分が悩んだことを思い出そう!
②身近にいる自分が助けたいと思える人にする
もう一つの方法が、身近にいる自分が助けたいと思える人をペルソナに設定するという方法です。
友人や職場などで自分の身近にペルソナにしたい人がいる場合は、その人の悩みや不満を直接聞くことができますし、ブログやメルマガなどのコンテンツを作る時もその人をイメージすることで、ペルソナを具体的にイメージしやすくなります。
また自分の助けたいと思う人をペルソナに設定することで、
「この人の為に頑張ろう!」
と仕事のやる気も情熱も湧いてくるのでオススメです!
ちなみに僕の場合はフリーター時代に
・週6で1日12時間働く正社員
・理不尽に上司に怒られてばかりのアルバイトスタッフ
などがいたので、愚痴を聞くふりして悩みをリサーチしていました。
多分周りからすると「宮本はよく悩みを聞いてくれる優しい人だな〜」と思われていたかもしれませんが、僕はリアルにペルソナに近い人の声を聞くことができていたのでラッキーでした(笑)
あなたの周りに自分の設定したいペルソナが居ないか探してみよう!
まとめ:情報発信は自己理解と他者理解が命となる
今回はペルソナの設定方法と決め方についての解説でした。
ペルソナをしっかりと決めることで、自分の発信に共感する人を集めることができて、自分の使命感にも繋がって仕事のモチベも上がるの是非最初に決めておくといいですよ!
そしてペルソナを設定するコツは「過去の自分にすること」でしたね!過去の自分を知る為には、自己理解が必用となってくるので、自分の心と向き合ってしっかりとペルソナを決めてあなたの発信で助けたい人に届けましょう!
最後に余談ですが、ネットビジネスとなると、誰とも関わらずPCの前で一人で仕事するというイメージがあると思いますが、(これも事実ですが)
実際には人と直接関わることが少ない分、相手のことをどれだけ本気で考えることができるか?が大事です。
その為に自己理解と他者理解は必須となります。
またペルソナ設定と合わせて決めておきたいが、コンセプトメイキングです。
コンセプトは自分が決めたペルソナと一緒に目指す理想の世界です。
しっかりとコンセプトを決めることで、ライバルとの差別化に繋がり、そのコンセプトに惹かれたペルソナを集めることができますよ!

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